30歳からの薄毛対策日記

このブログでは、30歳からでも遅くない薄毛対策について書いています。

薄毛と脱毛症の違いについて

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毛髪というのは、正常な状態でも毛周期と呼ばれる一定のサイクルを保ちながら抜けては生えてを繰り返しています。

 

 

何かの原因で抜ける毛髪が多くなってしまう状態が脱毛症で、脱毛症はひとつの病気ではないんです。

 

 

脱毛が起きる原因や実際に毛髪を作る毛包(皮膚に埋もれた毛髪の根元の部分)がどの程度壊されるのかなどをもとに幾つかに分類されます。

 

 

脱毛症の症状として毛が抜けるというのは、同じことですが、脱毛症の種類によって脱毛の仕方が異なります。

 

 

 

脱毛症の症状

 

 

円形脱毛


毛髪を作るおおもとになる毛包のうち「毛根」と呼ばれる部分が炎症により破壊されることにより起こります。

 

 

小銭のような円形な脱毛斑ができるのが特徴で、重症の場合は脱毛斑がどんどん大きくなりもしくは、たくさんの脱毛斑ができてしまうこともあります。

 

 

最も重症の場合には体毛も含めて全身の毛髪が失われることもあり、本来は、自分の身体を細菌やウイルスといった外敵から守るために活躍する「リンパ球」と呼ばれる細胞が誤って毛包を攻撃してしまうことによって生じます。

 

 

このように本来攻撃の対象とはならず自分を病気から逃れる機構=免疫系が攻撃してしまう状態を自己免疫性疾患といいます。 

 

 

 

稀で、円形脱毛症の患者の中には、甲状腺の病気や膠原病といった他の自己免疫による病気をお持ちの方もおられるそうです。

 

 

 

脱毛以外に、疲れやすく、微熱があるなどの全身症状がある場合は主治医に伝えるようにして下さい。

 

 

男性型脱毛症


男性型(女性型)脱毛症は、性ホルモン、特に男性ホルモンの影響によりある特定のパターンをもって脱毛が進行していく状態。

 

 

男性では前頭部からM字型にあるいは頭頂部から円形に脱毛が進行します。女性の場合は、前頭部の毛髪は比較的維持されます。

 

 

前頭部から頭頂部の間が薄毛になるという特徴があって、脱毛の症状はゆるやかに進行。ある程度遺伝性があるとされていて、主として男性ホルモンの影響により、毛の生えかわり(毛周期)が早くなり、毛包が十分に大きくなる前に毛髪が抜けてしまうことを繰り返すので、毛包本体が小さくなるそうです。

 

 

そのため大人のしっかりした毛髪がうぶ毛のようになり脱毛します。

 

 

ほかには、頻度は低いですが、毛周期のうち毛髪が抜けやすい休止期(毛髪が伸びない時期)の毛包の割合が増えてしまうことにより生じる休止期脱毛、脂漏性皮膚炎などの頭皮の皮膚炎に伴う脱毛、化学療法に伴う脱毛、内科的な病気に伴う脱毛、栄養不良により生じる脱毛、真菌や細菌感染に伴う脱毛、無意識に自分で毛髪を抜いてしまうことにより生じる脱毛など。

 

 

 

休止期脱毛は、大きな手術や産後の急なダイエットなどの後しばらくして起こることが多く頭部全体の毛髪が一気に抜けてしまうこともあります。このタイプの脱毛の中には薬剤の副作用によるものが隠れています。

 

 

 

引用元;脱毛症|KOMPAS - Keio University