薄毛、抜け毛の方へ令和元年に始めるAGA 治療について
最近、抜け毛が多い気がしたり、量が減って髪型が決まらなくなった」など、薄毛や抜け毛に悩む30代男性の方は多いです。
その原因の8割は、近年よく耳にするAGA(Androgenetic Alopeciaの略)=「男性型脱毛症」、国内成人男性の約3人に1人が発症すると言われています。
もしも自分が発症してしまったら? 対策や治療法、気になりますよね。
そこで、日本初の頭髪治療専門クリニック『Dクリニック東京 メンズ』院長の
小林一広先生に聞いてみました。
伸びては抜け、また新しく生えることを繰り返す髪の毛。「毛包」(毛を産生する器官)は成長期、退行期、休止期のいずれかの状態にあり、このうち成長期が一番長く通常約6年間続く。だがAGAの患者の髪は、成長が不充分な段階で抜けてしまい、いずれ体毛のように細く短くなってしまう。これがAGAのメカニズムであり、原因はジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモン。
「基本的に薄毛は加齢に伴うもの。遺伝性のものであるのは確かなのですが、生活習慣やストレスで個人差があり、誰もが同じペースで変化していくわけでもありません。
昭和の時代、いろんな育毛剤が出ては消えていましたが、それはあくまでほとんどが医薬部外品、化粧品の扱い。
ですが平成に入って、国内で治療薬が登場したのです。ここからAGA治療が始まりました」
気になるその治療法とは、DHTによる薄毛・抜け毛の進行を食い止める“ディフェンス”の治療と、発毛を積極的に促進させる“オフェンス”の治療。日本では内服薬2つと外用薬1つが承認されており、それらを使ってAGAの治療は行われるのだそう。
「保険適応外薬なので自費診療になりますが、頭髪の“時計の針”を戻す効果が期待される」と話しています。
薄毛・抜け毛というと、気休め程度の外用薬を塗布するか諦めるかないんじゃないと思うかもしれませんが、意外にもしっかりとメカニズムが解明されており、有効な治療薬も存在します。
自宅でケアする場合
メリットは、気軽に行えて低コスト。
デメリットは効果に疑問があるということ。
「市販薬やマッサージなど、家でできるホームケアレベルで髪が取り戻せるかというと、疑問がありますね。
マッサージなどはやりすぎなければ、進行を遅らせるための対策として悪くはないですが、個人差もあり、効果を見込みにくいのが現状です。
増毛・植毛・カツラの場合
メリットは手っ取り早い
デメリットは限界があるし、心理的ストレスも
「増毛は1本の自毛に数本を結びつける方法ですが、元の結ぶ毛そのものがなくなれば意味がなくなります。
医療植毛は、AGAになりにくい側頭部や後頭部から毛根ごと、薄くなった前頭部~頭頂部に植毛する技術です。
ただ、側頭、後頭部の毛の数に限界がありますし、植えた毛以外の周囲の毛のAGAが進行してしまうといびつになってしまいます。
またカツラは、料金面での不安のほか、バレるのではないかという心理的不安やストレスがあります。
専門クリニックでの薬による治療の場合
メリットは、何らかの改善が期待でき、実はコスパがいい
デメリットは、全員に同効果ではないということ。
「AGA治療専門クリニック」では、医療行為が行えます。ただ、薬を使った治療で何らかの反応はするものの、患者さんそれぞれです。
治療効果には必ず患者さんの主観が入ってしまいますから、全員が100点満点の効果を得られるわけではありません。
最初のカウンセリング等で治療や費用面に関するきちんとした説明がされ、1人1人にしっかりと個別対応できるクリニックを選択するほうがいいとのことです。